かみ合わせを考慮した
機能的なインプラント治療
インプラント治療
インプラントの一番の特徴はその安定性や、審美性だけではありません。
戦略をもって、かみ合わせの重要部位に少数配置することにより、従来の「入れ歯」では成しえなかった、弱い歯の保存が可能になります。その性能から「第三の歯」とも呼ばれています。
精密な外科的処置を伴ううえ、当院ではかみ合わせのバランスなども考慮した機能的なインプラント治療を目指しています。
インプラント治療の特徴
1980年代から普及し始めた治療方法で、仕上がりの美しさや、天然歯とほとんど変わりなくしっかり噛めるなどのメリットがあります。また、ブリッジのように周囲の歯を削る必要がありませんし、入れ歯のようにずれたり外れたりする不快感が無いなど、利点が豊富です。これらの特徴から乳歯、永久歯に次ぐ「第三の歯」とも言われます。
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Point.01
長期的な効果
インプラントは手術を伴うので不安を感じる人もいます。その一方で、治療完了後にしっかりメインテナンスしていれば非常に耐久性が高いメリットを持っています。
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Point.02
他の歯(残存歯)への負担を減らせる
顎の骨に直接埋め込むので、入れ歯のようにずれる不快感が無く、ブリッジのように周囲の歯を削る必要もありません。そのため残存歯にやさしい選択肢と言われています。
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Point.03
審美的な仕上がり
インプラントは顎の骨に埋め込んだ人工歯根に、セラミックなどの人工歯を被せます。そのため、見た目の違和感が無く、非常に美しい仕上がりを特徴としています。
受診前の注意点
- インプラント治療は公的医療保険が適用されない自由診療です
- 外科手術が必要になるため、患者さまに体力的な負担がかかります
- 段階的に治療を進めていくため、治療期間が長くなります
- 見た目や噛んだ時に違和感を覚えることがあります
- 保険診療ではないので、治療費が高くなります
- 術後に痛み・腫れ・出血・合併症を伴う可能性があります
- 術後も定期的なメインテナンスをしないと、機能が落ちやすくなります
当院のインプラント治療
について
当院はインプラント治療の際は、失った歯をただ「補う」というだけでなく、「かみ合わせ」「姿勢バランス」「他の残存歯をできるだけ長く使えるような設計」を重視しています。
どんなに優秀な歯科技工士によって作製されたインプラント義歯も、合着セメントの厚みひとつで、調子よく使用できなくなることがあります。そのため、かみ合わせのバランスを口腔内でミクロン単位で調整することが、歯科医師の重要な仕事と考えています。
ガイデッドサージェリーの使用
ガイデッドサージェリーとは
ガイデッドサージェリーとは、インプラント治療をスムーズかつ安全に行うために作製する物理的ガイドです。CTによる3次元データを利用して、インプラントを埋め込む位置や深さを確認出来るので、治療が早くなる利点もあります。無切開手術が適用できる場合は、術後の腫れや痛みが少なく、回復も早いなど優位な点が豊富です。
ガイドを使用したインプラント治療の流れ
当院ではストローマンのインプラントを使用しています。インプラント治療についてより詳しく記載されていますので、治療を検討されている方はぜひ1度ご確認してみてください。
ストローマンHPFlow01問診~カウンセリング
初診の際は、問診やレントゲン検査を行うとともに、患者さまのご要望を細かくお伺いします。ご予算などを含めて、希望されることはお気軽にお話しください。当院はそれを踏まえて治療プランの作成を開始します。
Flow02検査~治療計画
歯科用CTなどを用いて3次元的な情報を取得し、インプラント埋入の詳細なシミュレーションを行います。患者さまにも立体的なシミュレーション画像をご覧いただきながら説明し、了承を得たら治療を開始します。
Flow03ガイデッドサージェリーをもとに埋入
治療のリスクをできるだけ低減するために、インプラントを埋め込む位置や深さ、角度をコントロールするガイデッドサージェリーを作成します。このガイドに従って、顎の骨に人工歯根を埋入するための穴を開けます。
Flow04上部構造の装着
(差し歯の装着)
埋め込んだ人工歯根に、アバットメントというつなぎの役割を持つ部品を装着します。その後型取りを行って、装着する人工歯を作製します。素材はセラミックなど、事前の打ち合わせ段階で選択可能です。
Flow05メインテナンス
治療完了後は、インプラントを長く快適に使用するために定期メインテナンスに通っていただきます。ご来院時には診察やレントゲン検査などで埋入したインプラントに異常が無いかを確認いたします。
GBR(骨再生誘導法)
インプラントを支えるためのあごの骨が不足している場合、当院ではGBR(骨再生誘導法)を利用して、歯槽骨を補うことも可能です。GBRは歯周病によって歯周組織が破壊され、歯槽骨もダメージを受けているケースなどで使う方法です。骨を増やしたい部分をメンブレンという膜で覆って、その中で骨を再生させます。
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Point01
骨量の確保が可能
骨を増やし、インプラント埋入に必要な骨量を確保します。
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Point02
安定性が高い
適切な位置に埋入でき、インプラントの安定性が高いです。
受診前の注意点
- 公的医療保険が適用されない自由診療です。
- 骨採取のオペが必要となることがあります。
- 治療期間が長くなることがあります。
- 喫煙者や糖尿病患者には不向きな場合があります。